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熟練技能者の大量退職を前にして

熟練技能者の退職を前に、全社で動画マニュアルを活用した技能伝承の取り組み

富士電機グループの中核企業としてプラント・システムのエンジニアリング、納入から保守にわたるサービス全般と幅広い事業分野を担う富士電機システムズ様。同社全体の教育企画並びに運営を担当している教育センターが行う技能伝承の取り組みの中で i.ADiCA(アイアディカ)を導入いただいています。この動画マニュアルを活用した技能伝承の取り組みは、関連会社も含めて、広範囲で行われています。

急がれる大量退職による熟練技能者の技能の継承問題解決

メンテナンステクノショーで講演する福井教育センター長 メンテナンステクノショーで講演する福井教育センター長

富士電機システムズには全社的に組織された教育体系があります。職種ごとに分けられた分科会の一つである生産&製造分科会の取り組みに技能伝承があります。

2007年問題と言われた、熟練技能者の退職問題は、富士電機システムズにとっても大変大きな課題でした。このままでは、技能が途絶えかねないという危機感から、会社全体の課題として、技能伝承の取り組みを始められました。

その取り組みのひとつはFrom-To制度の運営です。社内の技能を洗い出し、現在担当している技能者の技を継承する若手を選任し、計画的に継承する、人から人への技能伝承です。この取り組みを補完するために、ビデオ教材を活用することを検討されました。

ビデオマニュアルを使ったe-ラーニングの取り組み

富士電機システムズでは、教育用に画像を用いています。

その一つは、デジタルカメラで 撮影した写真を使ったマニュアルです。これは、安価に作成することができますが作業の流れがつかみにくく、勘やコツの伝承は困難です。

二つ目は業務委託してビデオ制作したe-ラーニングの導入です。画像は大変美しく、わかりやすいものに仕上げることは出来ますが、デメリットもあります。高価であること、また、用語や、ポイントなどをビデオ制作専門業者に説明する必要があり、技術者が専属でついていないと制作することができません。このため、制作時間が長く なり、また、技術者の負担も大きくなります。それ故に社内に多岐にわたって存在する「技能」すべてを記録することは困難です。

そのような悩みの中、出会っ たのが i.ADiCA(アイアディカ)でした。「i.ADiCA(アイアディカ)導入を決断した理由は、自社でマニュアルが作れる、制作期間が短い、値段が安いの3つだった。そして、教育に使用した資料は、受講者側の指摘をすぐに反映させ、次回の講習までに簡単に手直しすることができることもポイントのひとつ。」と教育センター長の福井様は語ります。

必要な時に、手軽に動画マニュアルを制作・修正することができることが
取り組みのポイント

作成されたマニュアル 作成されたマニュアル

現在富士電機システムズでは、関連会社も含めた各拠点に i.ADiCA(アイアディカ)を導入し定期的に開催される分科会で、各拠点において作成したマニュアルを持ち寄り発表する機会を持つなど、全社の技能の動画マニュアル化を強く推進されています。

同社では、動画マニュアルを技能伝承だけでなく、新入社員向けの技術教育にも活用しています。教育前に動画による資料を配布することで作業内容が事前に把握でき、「やろうとしていることが前もってよく理解できた」との声が挙がっています。

福井様は、「i.ADiCA(アイアディカ)は技能伝承を目的に、まず生産& 製造分科会で導入したが、動画を使うことで理解を深めることができる教育の場面では、新入社員教育はもちろんのこと、安全マニュアルなど他にも活用の用途 があると考えている。他の分科会などへの展開も進めて行きたい」と今後の展開に意欲を示します。また、次のような動画マニュアルの取り組みへのアドバイス もいただきました。「マニュアルの質は動画に尽きるので、カメラや三脚にはお金をかけたほうがよりよいものができる。あとは i.ADiCA(アイアディカ)があれば効果的に取り組める。」

現場における技能伝承で大切なことは、必要な時に、現場の人が手軽に動画マニュアルを制作、修正することができる。これが、動画マニュアルによる技能伝承の取り組み推進のポイントと言えそうです。

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