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2021.04.02

信州大学工学部と共同研究講座設置に係る共同研究契約を締結

エプソンアヴァシス株式会社と信州大学工学部は、「人工知能共同研究講座」を設置することに同意し、4月2日、信州大学長野(工学)キャンパスにおいて、共同研究契約の締結式を執り行いました。

 

背景

人工知能関連技術は近年大きな発展を遂げ、幾つかの分野では人間と同等以上の能力を発揮することが示されており、今後人工知能技術を利用したシステムが加速度的に普及し、社会、産業に大きな貢献を成すという期待が高まっています。

人工知能分野の研究開発においては、現実的な課題とそのデータが必要不可欠であり、そこから新しい技術的課題が生じ、そのための実践的手法が開発されるというサイクルが近年の発展を支えています。このような開発を担うエンジニアの養成においても実践的な問題、技術開発の視点に接する機会の提供は重要です。

そこで、エプソンアヴァシスと信州大学工学部は、人工知能に関する新規技術の研究及び同分野における実践力を備えたエンジニアの養成を目的として「共同研究講座」を設置することになりました。

 

目的

人工知能関連基礎技術に関する研究実績を持つ信州大学工学部とロボット関連技術、映像関連技術に関する分野を事業の柱に含むエプソンアヴァシスが、共同でこれらの分野への人工知能技術の適用を中心とした研究開発にあたることで、新たな価値のある技術および製品を創造し、産業の発展に寄与することを目指します。

また、これらの研究活動への学生の参画や、信州大学の一部授業へのエプソンアヴァシスのエンジニアの参画により、人工知能技術に関する実践的教育やエンジニアの再教育までを視野に入れた教育を目指します。

 

事業の内容

今後、両者にて以下の活動を進める予定です。

〇人工知能分野の実践的教育
・エプソンアヴァシスのエンジニアが授業等へ参加し,人工知能技術の実践的教育を推進
・エンジニアの人工知能分野に関する再教育のためのプログラム開発

〇共同研究
・ロボティクス分野への人工知能技術適用に関する共同研究
・拡張現実分野への人工知能技術適用に関する共同研究
・共同研究を通じた研究者・技術者の協働・交流

 

以上