エンジニアブログ 2022.01.14 SITA2021学会で、研究内容を発表してきました! 三重野です。 アヴァシスでは、信州大学とセキュリティの共同研究を実施しています。 私は、兵庫県の関西学院大学で行われたSITA2021に参加し、研究内容を発表してきました。 研究の詳細内容に関してはここでは触れませんが、コロナ禍で現地開催が危ぶまれる中、何とか2年越しに、現地での再開が出来たことは感無量でした。 SITAとは Symposium on Information Theory and its Applications 情報理論とその応用サブソサイエティと名付けられた学会です。 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティの下、国内では、毎年11月または12月に開催され、 海外では、隔年秋に International Symposium on Information Theory and its Applications(ISITA)として開催されています。 昨年の、2020年10月にハワイで開催される予定だった(コロナの影響で、オンライン開催)ISITAでは、私も発表を行いました。 SITA2021 ISITA2020 研究内容 研究分野は多岐に渡りますが、情報セキュリティの分野で発表を行ってきました。 「第四世代鍵共有方式ID-NIKS IVを利用した新たな認証アーキテクチャ」 という題目で発表してきた研究内容ですが、共通鍵暗号の一つである、ID-Base暗号を使用した相互認証アーキテクチャです。 例えば、 Implantable Device 等に搭載し、使用することが可能となる技術の1つです。 世の中には数多の認証技術がありますが、我々が提案したこの技術で、究極に電力を抑えたデバイスへ搭載することを最終目標としている旨を提案してきました。 最後に まだまだ知らない事が多く、学ばなければならないことは多々ありますが、成果がなかなか出ない研究においても、一つ一つの日々の積み重ねが非常に重要となります。 机上で仮説・検証を繰り返し、待っていても、研究成果を活かした製品やサービスが、適用・展開されるわけではありません。 逆に実用化し世に問うことで、仮説が証明されることもあります。 これからは、研究と実用化検証の両輪を回しながら、近い将来私の研究成果が社会実装され、生活の中の当たり前となるようにすべく、社内外関係者と協力し推進して行きます。 [和み風景(撮影は許可を頂いています)] 綺麗な大学でした。 この記事を書いた人 データ&リサーチグループの三重野です南の下田育ち、トレランと数学好きの企業研究者。現在は、信州大学大学院にて、セキュリティの基礎研究をしていますよ。