アヴァシスの日常エンジニアブログ 2023.06.30 FarmBot運用日記(2023年6月) 時間が経つのは早いもので、2023年もあっという間に半分が過ぎてしまいましたね。 さて、本日は「FarmBot」の運用についてご紹介します! FarmBotは、種まきや水やりなどを自動で行ってくれる自動菜園ロボットで、アヴァシスでは昨年から本社に設置されています。 FarmBotの組み立てについては、前回の記事をご覧ください! 昨年はハードウェアの組み立て完了が9月ごろになってしまい、あまり運用ができませんでしたが、今年は冬期中にしっかりと準備を進めていたこともあって4月からスムーズな運用ができました! 種まき Seederというマウントツールを使うことで、FarmBotは自動で種まきを行えます。 Seederは穴の開いた針のようなツールで、バキュームポンプに繋がっています。 バキュームポンプは種を吸いあげることで種を持ち上げ、指定した座標に植えることができます。 Seederを使って種を持ち上げ... 植えたい座標まで種を運び... 地面に差し込んで植える。 水やり マウントツールを付け替えることで、FarmBotに水やりを行わせることもできます。 水やりの順番や水量などはプログラミングで設定することができ、毎朝定期的に実行することで水やりを自動化できます。 また、水やりは他のセンサーと組み合わせることで、「植物の成長に合わせて水量を変える」、「土壌センサで地中の水分量を取得し、水やりの必要性を判断する」など、より複雑な運用もできます! 水やりの様子 収穫 2か月ほど栽培すると食べごろになったので、6月上旬ついに収穫を行いました!(収穫は手動です) たくさんのハツカダイコン、べんり菜、春菊、水菜が収穫できました! ハツカダイコン 手前からべんり菜、水菜 手前から水菜、春菊 メンバーだけで食べきれないほど豊作だったので社内の希望者にも配ったところ、とても美味しいと評判でした! 今後の目標 今回の栽培を通じて、FarmBot運用のノウハウやデータを収集することができました。 今後も様々な野菜を継続的に育てながら、ビジネスアイデアの創出を目指した活動を進めていく予定です! この記事を書いた人 データ&リサーチグループの辛島です。 信州大学とロボットアームやコンピュータービジョンに関する共同研究をやっています。