エンジニアブログ 2023.06.23 JSAI 2023 in 熊本 人工知能学会で研究成果を発表 データ&リサーチグループの黒石 茉未です。 信州大学工学部とロボット・AIの共同研究を実施しています。 写真の左側の女性は一緒に共同研究をしているアーノード・ソービ先生です。 2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)が2023年6月6日~9日に熊本城ホールにて開催されました。 こちらの学会は年に一度開催されます。今回は、約3,000人参加、発表申込数は1,000件超え、基調講演や一般セッションなどが行われました。 私は4日目の6月9日に研究内容を発表しました。 [発表内容] テキストによる目標設定が可能なロボット行動計画システム 先行研究でロボットの行動計画を生成するシステムを提案し、 ロボットに達成してほしい目標を画像形式から自然言語で指示できるように拡張しました。 本問題設定に応じたCLIPモデルを導入し、テキストで目標が指定できるように計画システムを拡張しました。 先行研究の詳しい話はこちら 信州大学工学部とロボットの作業手順を提案する知能システムを共同開発 [今後の課題] 今後は現実画像・未知物体への対応が必要であり、現在は赤いボールや青いコップ、2色ブロックの物体のみです。 ボール・コップ以外の未知物体や現実にあるような金属質のコップや野球ボールなどの画像の対応を今後していきます。 [個人的な感想] 初めての学会発表において緊張を抱えながら発表をしましたが、無事に終えることができ安心しています。 人工知能学会と聞くと堅い発表ばかりあるものと想像していましたが、実際は興味深い研究が数多く発表され、その中には私自身の研究と関連のあるものもあり非常に良い経験となりました。 来年は浜松での学会開催が予定されているため、もしも機会がありましたらまた参加したいです。 今年の会場の熊本城ホールはSAKURA MACHI Kumamoto内にあります。 この記事を書いた人 データ&リサーチグループの黒石です、上田育ちの上田住みメインの業務は共同研究、他にBlenderで遊んだりゲームを作成しています。